可哀想な人だから
私が助けてあげたい
私が幸せにしてあげたい
と出てきた。
そこから
私の存在価値
私の生きる意味は
「誰かを助けなければ
誰かを幸せにしなければ」
無価値だった。
だからね
「もう誰も助けなくていいよ
もう誰も幸せにしなくていいよ
私だけ幸せになっていいよ」
って、口に出したら
泣けてきた。
泣いた。
もっと掘ってね
「誰か」って誰なんだろうっと思ったら
「お母さん」だった。
お母さんを助けなきゃいけない。
お母さんを幸せにしなきゃいけない。
…なんて苦しい世界にいたことか。
そりゃ、苦しいよ。
そりゃ、痛いよ。
自分ではない
誰かのために一生懸命生きてきたんだから。
はぁ、苦しかった。
苦しかったよ〜
まさか私は
今まで、そんな風に
思って生きてきていたという事実に
開いた口が塞がらない。